フィギュアスケート観戦など

フィギュアスケート観戦の感想等を記事にしています。無益なブログです。

全日本選手権2019 ペア・女子FS現地観戦雑記

年の瀬いかがお過ごしでしょうか。
もう全露も終わってしまって若干の今更感はぬぐえませんが年またぐ前にはと思いUPします。

開場~競技開始

いやはや開場1時間前に着いたんですがもう人がいっぱい並んでいてびっくりしました…。まあ開場後に男子の公式練習が見られるというよくわからないスケジュールだったからかな…かくいう自分もそれで早めに現地に行きましたが。

開場後10分ぐらいで中には入れまして、佐藤駿選手の曲かけ練習から観ることができました。座席エリアに入るタイミングでロミジュリの音楽が聞こえてきてめちゃくちゃ早足というかほぼダッシュしてしまったのは反省しています…。

公式練習まで触れると字数が膨らみそうなので2選手についてのみ書きます。(すみません…!)

曲かけ途中から観た佐藤駿選手は、なかなかジャンプを合わせるのに苦労していた印象でした。それと、練習でもコレオシークエンスが観られたのですが、ジュリエットの元に走っていくようなドラマチックな振り付けで、本番ではバテずにここまで滑り切れたら嬉しいな、という気持ちで観ていました。翌日のFSは冒頭の転倒後まとめられて良かったです…!

本番のFSではハマりませんでしたが、島田高志郎選手も調子は良さそうに見えました。曲かけで4回転も降りていたような…?コレオシークエンスも元気な様子でした。ですが確かNHK杯のときも練習で調子が上がっているように見えて本番うーんという感じだったような気も。一発勝負の難しさを感じます。ところで島田選手の練習終盤の動き(クールダウン?)他の選手がやらないような動きをしているようでちょっと気になっています。どういった目的の動きなんだろう?

練習が終わったら急いでプログラムを買い、お手洗いの動線を確認していました。
代々木体育館で不便に思ったのはお手洗いですかね…。2FからB1まで降りないといけないのは結構大変ですし、あそこにスタンド席の人々が集中していたと思うともうちょっと増やしてはいただけなかったのかという気持ちは否めません。いや他の場所にもお手洗いはあったんだろうか…。今回現地観戦で初めてお手洗い時間に失敗したのでウダウダ考えてしまいます。

座席はA席でしたがジャッジ側真ん中だったので個人的には満足度が高かったです。選手の見える大きさは豆くらいかなーと覚悟はしていましたがそうでもありませんでした。見晴らしも良かったです。

ペアFS

三浦・木原組の出場。雰囲気の良いペアで、観ているとあったかい気持ちになります。(曲の雰囲気もあるだろうけども)滑りのユニゾン感というか、呼吸があっている感じが観ていて気持ち良いです。結成して間もないとは思えません。
前の席のご夫婦組?の男性の方がスタオベしていておおー…!と思いました。いやあ良かったです。

女子FS

喜びとショックが同居した試合、と当日のメモに書いてありました。

〇第1G

ラストシーズンの選手や大学生スケーターさんの演技に込める万感の思いに胸を打たれた、そんな印象のグループでした。ジャンプ全部降りた演技とガッツポーズが観られるとこちらも嬉しく、スパイラルやイーグルが盛り込まれたプログラムを観るとまた嬉しくなっておりました。

お姉さん方に混じった吉田選手の3Aは練習では決まっていただけに…!ちょっと悔しいジャンプの出来にはなったかもしれません。それでもハキハキした動きからエネルギーは伝わってきました!

〇第2G

ジュニア選手が多いグループだったのでその印象が強かったかな。河辺選手は危ない中でなんとかまとめあげ、千葉選手はひたすらかわいいパリのアメリカ人を滑り、浦松選手は所作も滑りも綺麗だ~~とほれぼれしました。

その中で三宅選手のタンゴ(かな…?)はかっこよかったです!2Aの大きさにも身のこなしの大きさにもびっくりしました。

〇第3G

このグループは凄かった…!(竹野選手をしっかり観られなかったことがすごく心残り…)

新田谷選手はこれで本当にラストシーズンにしてしまわれるのか…と思うほどの素晴らしい演技でした。3回転3回転が後半に入ったのもびっくりしました!!新田谷選手のエクソジェネシス交響曲は滑りの勢いに加えて優しさや慈しみを感じるところが好きです。

吉岡選手は力強く滑りながら、弦楽器の強い音と柔らかい音をわけて表現されていたなあと思います。ジュニア選手は1エレメンツ(コレオ)多くなるので、その分まとまるとホッとします。

そして川畑選手…いやあ…凄かった…。正直、全日本ジュニアが見た目ノーミスだったので、ピークアウトしているかもしれないしなんとか1転倒までに収めていただきたい…!と思っていたの申し訳なかったです…。3回転3回転は2階スタンド席からもどよめく巨大さでした。2A3Tの3Tの大きさにこれまたどよめき。なんといってもコレオシークエンスが本当に本当に素敵でした。観ていて気持ちが高揚するコレオでした。しっかり氷の上を踏みつつ滑りつつめちゃめちゃ踊っていたんです!

横井選手は落ち着き払っていたように見えたのが凄いなあと思いました。プログラムと滑りが深いという印象で、そういえばシニア1年目なんだよな…と思いだしてしまいます。フィニッシュ後の「うんうん」には会場もほっこり。リプレイでその様子が映されてまたほっこり。四大陸惜しかった!!

永井選手はひたすら美だな~と思って観ていました。滑りが綺麗でさらりとしていましたがそれで且つ一筋縄でいかないような大人の女性の印象が残るのが少し不思議な感覚でした。

〇第4G

荒れに荒れ果てたリンクを巫女様が鎮めていかれた…(ってメモに書いてある)

山下選手…冒頭のジャンプでイケるか!とは思ったんですが終盤かなりスピードが落ちていたのであああ厳しいか…と思いました。けれどもNHK杯全日本と調子を上げてきていると思うのでFSでの伸び伸びスケーティングがまた観られる日も近いはずです。

樋口選手は凄かったです!高くて流れのあるスピード感あるジャンプを次々と決めていきました。これはエッジ以外レビューのレの字もなさそうな明確さでした。コレオちょっと薄いかも?と思いましたがステップがまた凄いです。リズムを取るのが難しそうな音楽に合わせてスピードに乗りビシバシ踏んでいってました鬼かっこよかったです。

本田選手のラ・ラ・ランド、良かったです。転倒はあったんですけど…。終始プログラムが華やかな雰囲気で滑りも綺麗だったなあと思います。試合で本田選手を観るのは2017全日本FS以来で、その時はミスをした後心ここにあらず…みたいな演技に見えていましたが、今回は最後まで一つの作品だったな、と思います。このプログラム継続で観たいなあ…。

宮原選手はまさか、でした。練習からスケーティングの1歩の伸びは凄い…!トップだ、と思っていましたが…。エラーが多いとやや演技が止まってみえてしまった…。それでも詰まったジャンプを3連続にする意地が凄かったです。ステップ、コレオは本当に素敵で、ジャンプに埋もれてしまうのがもどかしい気持ちでした。
演技後の会場は、ちょっとざわめきというかどうしたんだろうという雰囲気が漂っていたように思います。

その後滑走の坂本選手は、今思えばこれもまたやりにくい雰囲気だったのかもしれません…(推測にすぎませんが)。今日は彼女比でスピードが出ていなかったような…、体の動きも少し重そうでした。けれどもセカンド3回転でリカバリーしようとされたのもまた意地で、みていて少し苦しい気持ちにもなりました。
GOE伸びないだろうなあ…とは思っていましたが技術点がそこまで伸び悩むのは予想外…。会場の空気が…空気が…。

少し異様な雰囲気と、会場中の「締めてくれ…!」という思い(推測)の中紀平選手がリンクに出ていきましたが…。凄かったです。6分間練習からサルコウは回避かと思ってはいましたがアクセルに3回転トゥループを付けたのにはびっくりしました。(謎プロという声もあるようですが、)紀平選手のFSのコレオシークエンスが好きです。天から光が差してきて世界に平和が訪れました…みたいな感じがします。自分のボキャブラリーで表現すると貧弱ですが…笑。このコレオシークエンスが3回も生で観られたのは幸せでした。

表彰式で川畑選手がリンクに登場したところと、モニターで樋口選手の笑顔が映されたときにはうるっときました。
なかなか安定しない時期やコンディションが上手くいかない時期や、いろいろ乗り越えての結果…と勝手に考えてしまいました。

感想はざっくりしてしまいましたが、振り返ってみると全日本選手権は(どのような展開にせよ)濃い試合になるのをひしひしと感じました。今回上手くいかなかった選手もこのままではいないでしょうし、来季はまたどうなるのか…。

来年も観戦が叶いますように!行ける!!(言霊)

ここまで読んでいただきありがとうございました。