フィギュアスケート観戦など

フィギュアスケート観戦の感想等を記事にしています。無益なブログです。

東京選手権 シニア男子FS ジュニア男子FS 現地雑感

2週間あまり前に有観客が発表されてから(席数が限られているため)入れるか入れるかとそわそわ過ごしていましたが、なんとか最終日に会場で観戦することが出来た。

会場での観戦が叶い有難いかぎり。

入場まで

ダイドードリンコアイスアリーナに行くのは初めて。東伏見駅の改札を出るとデカデカとした看板があって道には迷いようがなかったw

会場入り口に着いたのは開場1時間前を切ったくらい。既にリンクの外周3/4くらいには人が並んでいたので更に不安に駆られてしまった…。

朝早かったのと気温が下がってきた時期だったので待ち時間はそこまでつらくなかったけれど、屋根がないところもあったから悪天候に備えて傘はあったほうが良かったかもしれない。

10~20分くらい待っていると料金(1000円)の受け取りと整理券の配布でスタッフの方がまわってきた。一応番号が印刷されていて210番台。既に200人、と思ったがとりあえず入れそうなことに一安心。

やはり人が多かったからか、本来の開場時間の10分前くらいに開けてくださった。有難い。

会場について

あまり会場の規模は大きくなく双眼鏡いらず。とはいえ初めて来る会場でウロウロしていたらよさそうな席を逃したような…。

視界面で気になったのはジャッジ席すぐ横のテントで見切れが発生しそうなのと、ショートサイド寄りには大きなアクリル板と網があったこと。前日の配信でテントは警戒していたけれどアクリル板の存在は忘れていた…。

関係者席も結構あったけれど時間によってはスカスカだったり。

今回は都合により途中までの観戦だったけれど、通路が狭いので観客が一斉に退場するのは大変そうに思った。

気温は先週の関空アイスアリーナに比べたら全然寒くない!wでも長袖は欲しい。

出場する選手がアップなどで会場内を歩いているのは目の置き所に何度も困ってしまった。(貴重だけど!・ブロック大会あるある)

競技

男子シニアと男子ジュニアのフリースケーティングを観戦。

国内試合を生でみると、選手の個性や得意なことがよいダイレクトに感じられて、やはり会場での観戦は良いものだと改めて思った。

ここ3年くらい配信で演技をみていたけれども、いろいろなチームについてその時に抱いた印象のこたえあわせをしているような感覚もあった。

男子シニア

スパイラルなど男子選手には珍しい技や、めっちゃ幅のあるアクセルシークエンスジャンプや滑りが伸びてエモーショナルなシンドラーのリストなどなど各々の演技の個性が際立っていた。

特に注目だったのがシニアA級国際大会メダル持ちの三浦選手、佐藤選手、鍵山選手がブロック大会にそろい踏みした点かなあ…!この3人が連続で滑走するあたりの雰囲気だったりスピード感だったり、どこかの国際大会?と思ってしまうほど。

三浦選手はアクシデントでの負傷があったらしく心配していましたが転倒せずに(!)滑り切ってまず良かった。リンクを目いっぱい使って駆け抜けていくChSqがかっこよくて印象的。スパッとポジションを決めているところもいいな。

佐藤選手の四季は動きのバリエーションが増えているというか、足元も上半身も常に動きまくってかつ4Lz以外のジャンプは軽々決め、StSqも流れるように踏んでいたようにみえた。衣装は今までにない感じで驚いた。(シゼロンさん着てそう)

鍵山選手は滑りのシームレスさに磨きがかかりすぎていてもうびっくり…。スピンも機械のようにほとんどブレがない…イナバウアーやバックスパイラル(っぽいポジション)が洗練されていたのも印象的。

軸が危ない!と思った4Tを着氷させて加点のつくジャンプにもっていくあたりに、ジャンプ技術の強さも戻しつつあるのかなと…いやはや凄い。「心配」が凄さで吹っ飛んで唖然。

男子ジュニア

中学生と高校生と大学生が混ざるカテゴリーならではの異種格闘技っぽい楽しさが観ている側としてはある。

しかしJGP組でメダルとった中田選手と蛯原選手には地力があったというか…。蛯原選手は調子こそあがっていなかったのかもしれないけれども、技術的な弱点のない選手なのかなあと素人目には感じた。決まったジャンプのランディング姿勢と流れが綺麗で見入ってしまう。中田選手は今季つけた自信にみなぎっている感じがポジティブなパワーを感じて良いと思う。ところで6分間練習で3Lz3Loや4T3Aや4Sにチャレンジしていたのはたまげた…。それこそ少し前まで基礎点で押せ押せなイメージなかったから…。

もう一人、印象的だったのはMFアカデミーの森選手。スケートの滑走スピードが凄い。6分間で大学生や中田選手に混じっても負けてないのではと思う位。そのスピードを活かして跳ぶジャンプ、演技の流れが爽快でインパクトがあった。

大学生の選手は滑りに安定感のある選手が多かったように思うのと、高校生の選手は音楽を聴く余裕が比較的あるのかなあと思ったりもした。

中学生の選手でグレイテストショーマンやウエストサイドストーリーなどミュージカル音源ではつらつと踊っているのをみるとパワーもらえるなあ。


いろいろなタイプの演技がみられて楽しく、今回は全カテゴリー見られなかったけれども、来年は(個人的な)条件を整えてもっと観戦したいと思ったブロック大会でした。