フィギュアスケート観戦など

フィギュアスケート観戦の感想等を記事にしています。無益なブログです。

ジャパンオープンの感想

オープニング

各地域チームの一芸?披露、北米(というかアメリカ)チームの人間ピンボールがおもしろかった(笑)男性陣2人があっさり倒れるピンで、レヴィト選手がなかなか倒れないピン役で凝ってた…(笑)

女子フリー

プロ選手含めて思った以上に仕上がっていて驚いた。

マライア・ベル選手

200レベルの席でも笑顔とおでこのかわいらしさがわかる。すっごく元気なボーカルの曲でアメリカ女子らしいパワフルな感じ。安定したスパイラルが綺麗だった。
演技を通して、リンクの端までは使っていない気はする。プロでどれくらい滑っているかわからないけどショーリンクが狭かったりする影響??

キミーレポンド選手

奥州勢が10月からここまで仕上がっているものなのか...。ジャンプの軸が細くて安定していたと思う。

宮原知子選手

ロミオとジュリエットの演目の練習映像を目にしてから凄く楽しみにしていた!!!
ターンを描いてもぶれない滑りと所作の綺麗さが変わらず磨かれていて素敵...。前半の愛しさを思わせる優雅な滑りから、激しい感情が溢れてくるような後半の滑りの緩急というか、4分内での感情の移り変わりの表現が凄くよかったなあ。
フィニッシュの最後の1秒まで音楽の世界観を途切れさせないパフォーマンスだった。

乱れは出たけれどもジャンプ(特に2本目の3Lz!)降りられてよかった!

演技前の変顔?含め6分間練習やリンク外でのステファンコーチとのやりとりも見ていて微笑ましかった。

イザボー・レヴィト選手

ジャンプ重そうだけど踏ん張っている…!今季から3Lz3Loはやらないのかな??
ジャンプ前後のつなぎも含めて丁寧に音を拾って、身のこなしにエレガントさを感じる。つなぎが入ってもごちゃごちゃせずに見える良さが健在だなあ。

ルナ・ヘンドリックス選手

ここまでの演技から、滑りのパワーというか出力がいきなり上がった!?と思わせるパワーで、高さのあるジャンプとポジションが綺麗なスピン。
音楽の圧が結構強いけれど、滑りと振付のこなし方が全然負けていなくてみていて凄くノリノリになれる良い演技だった。

坂本花織選手

パワーのある滑りが続くなあ。貫禄も思わせる滑り。
ジャンプそのものの幅高さは勿論、降りた後のフローが凄く強みになっているんだなあと改めて思った。

複数の曲をつないでいるプログラムだけれど、滑りでつながっていてあんまりぶつ切れ感もない気がする。
ChSq?のニースライドの部分は滑りこんでいくともっとかっこよくなりそう。

ゲストスケーター

三浦璃来&木原龍一ペア

滑ったのはFS…かな?オータムクラシックの様子を聞いて心配していたけれどある程度エレメンツを戻せているみたいで安心した。
ロマンチックな印象のプログラムで、滑りこんでどうなるか楽しみ。よりペアらしい組んだ滑り(つなぎ)も増やしていくのだろうか。
スケーティングの伸びが今日も良かった。

ガブリエラ・パパダキス&ギョーム・シゼロンカップ

シゼロンさんを見る目線が、佐藤駿選手の先生…となるなど。
組んで滑る部分は勿論、スピンなどタイミングをそろえる技もぴったりで改めて驚いた。2人で滑っているんだけど1つの塊かのように見えるから不思議。凄かった。

男子FS

モリシ・クビテラシビリ選手

プロ枠だけど4回転3ついれようとしてた…?よね???けれど会場のロングサイドで見てもトゥーループとサルコウの見分けがつかなくて困惑した…

島田高志郎選手

死の舞踏。DOIのときよりこなれてきている。ピアノ音源なのと手足の長さを活かした振付が、地中から何かモゾモゾ出てきそうなおどろおどろしさを感じさせて、プログラムに息をのむ(StSqの前?途中?の首をカクンとさせた振付がツボ)。
初見のときから好きだった、ラストのスピン2本がやはり良い。拍手もないような静寂のなかで見つめたくなるんだよな。
スコア的にはアクセルを危なげなく2本決めたのは大きそう。

ジェイソン・ブラウン選手

ジェイソン選手といえば、綺麗な旋律の曲かノリノリのリズムの曲のイメージがなんとなく強かったから、パワフルな曲を使うのは新鮮で面白い。
StSqも音楽の強い部分を拾っていくのが印象的だった。

ケヴィン・エイモズ選手

(エモズとエイモズってどっちが本来の発音に近いんだろう…)
こちらも特に楽しみにしていたボレロインサイドとアウトサイドのしゃがんだイーグルを連続させるところが好きなポイント。
最後にドンと盛り上がるようにエイモズ選手らしい大きなムーブメントが入っているから、エレメンツが入ったパフォーマンスを観るのがまた楽しみ。

友野一希選手

今季のFS初めてみました…。ドッカンドッカン盛り上げないChSqってどんなんだろうと思っていたけど凄く良い。
スケーティングが伸びるようになったのをしっかり魅せられるプログラムだと思った。クワドに入る前もなるべく振付が入っていて没入感をそがないようにしていると思った。

テレビ放送の録画を見ると、足元の切り返しをしっかり見られる一方で、コレオシークエンスの流れとリンク全体を使った雰囲気は会場で見ると一味違うなあと思った。こだわって正面側の席を取って良かったかもしれない。

イリア・マリニン選手

ギャー4Aおりた凄い。3月にはPCSを上げるのを重視するとか言ってなかった?ファンサ???軽々クワドジャンプを跳んでほんとすごいな。
去年に比べて滑ってー跳んでー感は減っているけど、女子と特にここまでの男子4人を見た後だとうーん…ちょっとプログラムが単調にみえちゃったんだよな…滑りが進まないから…?思ったよりもPCS出たなという印象ではある。プログラムの難易度とのバランスの兼ね合いかなあ。

 

今回出場する選手日本の選手たちは割とスロースターターな印象があったので、どうかな?と思っていたけれど日本チームの優勝。
インタビューによると、(開幕前から)宮原選手の演技が凄い!ということで坂本選手もより気持ちに火が付いたり、女子2人の演技をみて島田選手も良い気持ちで入れて、友野選手も(良かった)ネーベルホルンの流れで演技に入れたらしい。
雰囲気が良かったんだろうなあ。

 

競技が終了したあとに、欧州チーム北米チーム日本チームの選手のみなさんで健闘をたたえるはぐをしていたのがみていて気持ちが温かくなった。今後のシーズンもお互い頑張ろうという感じなのだろうか。
表彰式ではジェイソン選手が宮原知子選手を持ち上げようとしていたのがクスリとして面白かった。

 

中々財布の事情と相談になって見に行く踏ん切りがつきにくい大会なんだけれどもなんやかんやで毎回見どころのある大会な気がするジャパンオープン
今回も選手のみなさんの新しいプログラムが観られて良かった。(米ドル(!)の賞金も思う存分使っていただきたい。)

座席変更トラブル(10/15追記)

私は被害に遭ってはいないが、ジャパンオープンとカーニバルオンアイスで当日に座席変更があった模様。

https://jo-coi.com/images/apologize.pdf

SNS等を見る限りだと、S-300席のチケットを持った観客が会場に入って席に着こうとしたら、突然座席変更を言い渡されて200レベルの席に移動させられたらしい。
こういった場合は席の払い戻しを受け付けて然るべきだと思う。当事者はS-300席(バルコニー席)に座ることを想定してチケットを買っていたのだと思うから。当日いきなりこんなことをされたらイベントを見ている間も気分の悪さが残ったであろうから気の毒。

今回に限らないが、フィギュアスケートの興行は観客から高いチケット代を預かっていることへの意識が低いのではないかと思うことがしばしばある。
主催(運営)に対する信頼がなくなると、高いチケット代を預けようという気持ちを無くす人が増えそう。
本当に残念。せめて再発はないようにして欲しい。